ニコニコ動画に投稿された動画をmixi日記に貼り付け、コメント付きで投稿できるようになりました。
<参考記事>
・ニコニコ動画にmixi一発ボタン mixi日記がニコニコ再生に対応 (ITmedia)
・mixiがニコニコ動画と連携--mixi日記で動画の貼りつけ可能に (CNET Japan)
これらの記事を読んで、ユーザーの一人として「面白いサービスだな」と感じました。
ただ、一ユーザーとしてはそれでいいのだとしても、それを提供する側、特にmixi側には難しい部分もあったようです。
それをきわめて明確に指摘してあるのが次のブログ記事です。
☆mixi×ニコ動、相乗効果は <たまご915のIT道中膝栗毛>
mixiのほうは、携帯電話でアクセスするユーザーが増え、収益モデルの根幹となる広告収入が見込みにくくなった、という話を聞きますが、動画コンテンツを増やすことで歯止めをかけられるのかもしれません。ニコ動は外部プレーヤーを提供する先を増やしたことで、さらなる利用者の拡充をはかれるのかもしれません。
この指摘は、運営者サイドからみて、最も重要な部分になるでしょう。
僕の場合は、mixiを利用する際、必ずPCからアクセスするので、モバイルを利用した場合について考えが及びませんでした。
mixiに限った話ではありませんが、ネット上で無料サービスを提供する際の利益は広告収入から得ることになります。しかし、モバイルの場合、この広告収入が見込みにくくなるらしいというのは、実に興味深い指摘だと感じました。
そうだとすれば、ニコニコ動画と提携することによって、mixiの利用をPCに誘導する一つの戦略と考えるとスッキリ理解できるのではないでしょうか。
とくにmixi側は、自社サービスとして提供している「mixi動画」の位置づけがさらに微妙になってしまいます。mixi内に閉じたコンテンツとしての意味はあるのですが、ニコ動に投稿して自分の日記に引用すれば、ニコ動の利用者からのコメントも付きますし、見てもらえる数も増えるので、そちらに流れてしまうことも考えられるのではないでしょうか。むしろ、今回の提携とは逆向きに、mixi動画に投稿したものを、投稿者がニコニコ動画にも流せるような仕組みをつくったほうが、新たな展開があったかもしれません。
この部分も非常に納得することができました。
mixiには既に「mixi動画」というサービスがあるのに、ニコニコ動画と提携してしまえば、「mixi動画」の存在意義が問われることになると思います。
そういえば、GoogleがYouTubeを買収する時に、「Google Video」はどうなるのか?という質問が出されました。このmixiとニコニコ動画の提携にも似たようなものを感じます。
「mixi動画」サービスは、今後どのような位置づけになるのでしょうか?



この提携でmixiとニコ動にどういうメリットがあるか考えたとき、案外メリットがないんじゃないかなという気がしました。
これで会員数が増えるかというと、両サービスの利用者層が重なっていることもあってそれほど増加は見込めないでしょうし、収入面でも微妙。
今の利用者にとっては選択肢が増えるのはありがたいのですが、それだけのような気がしました。
私も、もともと両方のサービスに入っていましたので、今後どういう相乗効果が現れるかを、注視していきたいと思います。