2008年04月25日

「はてなダイアリー」モバイル版、フィルタリング対策で騒動起こり仕様変更





ログインしないとブログにコメントできないなんて――キャリアからの要請を受けて「はてなダイアリー」に施された仕様変更がユーザーから猛反発を受け、4日で撤回された。


☆引用記事:はてなモバイル版、フィルタリング対策で騒動 仕様変更、4日で撤回 (ITmedia)
 ブログサービス「はてなダイアリー」モバイル版の仕様変更をめぐって騒動があった。はてなIDでログインしていないユーザーは、4月18日からコメントを読み書きできなくなっていたが、これにユーザーが猛反発。結局、22日に元に戻った。

 総務省の要請で携帯電話事業者(キャリア)が進めている、携帯サイトのフィルタリングに絡む対策だったが、はてなは「ネットのオープンで良い側面も削いでしまう間違った変更だった」とし、ユーザーに謝罪した。

 仕様変更は、携帯キャリアの要請を受けて行ったという。携帯キャリアは総務省の要請を受けてフィルタリングサービス強化を図っており、同社に対しても、「はてなダイアリーのコメント欄が悪用されて被害が生じた際、ログインしていないゲストからの投稿は責任の所在が明確でないということが問題」と指摘。コメント投稿を会員に限定するよう要請したという。

 この要請を受けて同社は「はてなダイアリーが将来、携帯電話事業者サイトからリンクを解除されたり、フィルタリング対象となって低年齢のユーザーが閲覧できなくなるといった不都合が生じる可能性がある」と判断し、仕様変更を決定。15日に発表し、18日に、はてなIDでログインしたユーザー以外は、コメントや、コメント欄の閲覧ができないよう変更した。

 だが仕様変更後、多くの携帯ユーザーが反発。「これまでに投稿されたゲストコメントの内容すら見られなくなるのはおかしい」「低年齢ユーザーの保護のために一般ユーザーが機能を制限されるのはおかしい」といった「もっともなご意見」(同社)も多数寄せられたといい、「今回の変更はインターネットやブログのオープンで良い側面も削いでしまう間違った変更であるという結論に達し」(同社)元に戻すことに決めた。

この記事を読んで、「はてなダイアリー」の運営者側を少々気の毒に思いました。

まず、携帯キャリアの要請を受けて、はてなIDでログインしたユーザー以外は、コメントやコメント欄の閲覧ができないように変更したのは、ある意味で当然でしょう。

こうした携帯キャリアの要請を無視すれば、将来、「はてなダイアリー」がフィルタリングの対象になりかねないのですから。

しかし、仕様を変更したら、今度は大勢のユーザーから不便さを指摘され反発を受けました。

こうした一連の流れをどう解釈したらよいのでしょうか?

今回のように、ネットサービスのオープン性を重視すれば、確かに大勢の人が面倒な設定をしなくても楽しむことができます。

しかし、その一方で、これまでのようなコメント欄の悪用が再発する可能性はきわめて高いといえるでしょう。

飛躍しますが、結局のところ、フィルタリングをしてもしなくても、それによる何らかのデメリットが生じることになります。さらには、そのデメリットの程度に個人差が生じる場合があり、そうなると問題がより複雑になります。

どうも今盛んに行われているフィルタリングの議論ですが、完全な答えはないように思います。

個人的には、ネットサービスはこれまでどおりオープンにしておき、ある程度のリスクは自己責任とする(もちろんサービス提供者の努力は必須)のが一番良いように思いますが、どうでしょうか?


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posted by デミアン at 05:55| 秋田 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | モバイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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